
Icing on the CAKE Bakery
アイシングクッキーとは?
アイシングとは、砂糖+何か(バタークリームやマジパン、ホイップクリームやフォンダンなど)をまぜたお菓子の装飾です。
アイシングクッキーは、砂糖+卵白(または乾燥卵白)で作ったクリーム(=アイシング)に着色し、クッキーのうえにデコレーションしたものをいいます。
アイシングは、ココアパウダーや着色料、口金を使うことで色や形を変化させることができるため、無数のバリエーションのアイシングクッキーを作ることができます。
最近では日本でも結婚式やバースデーなどのイベントや記念日に使われることが多くなり、デコレーションや贈り物としての用途の強いものとなっています。
華やかで可愛らしいアイシングクッキーは、様々な用途に合わせたデザインに作られ、多くの人を喜ばせています。
アイシングの歴史
アイシングの歴史は長く、18世紀以前の中世ヨーロッパでも用いられていました。
砂糖によるアイシングが作られる前は、香辛料入りのシュガーペーストやアーモンドペーストを用いることで、祝宴の余興であるサトルティーズの出し物や彫刻として作られていました。
製法も年代によって異なり、18世紀後半に用いられていた熱いマジパン(マルチパン)を塗る工程が一般化されるまでは、バラ水入りの卵白を塗り、砂糖を振った後に再び低音のオーブンで乾燥させるという、非常に手間のかかる作業を行っていました。
技術が発展すると粉砂糖やアイシングシュガーが用いられるようになり、熱で溶かし、綺麗に磨き上げる作業なしで美しいアイシングを完成させる事ができるようになりました。
様々なアイシング
アイシングには『ロイヤルアイシング』と『ウォーターアイシング』。そして『ボイルアイシング』にわかれます。
ロイヤルアイシングは結婚式やクリスマスケーキといった祝宴を彩るもので、乾くと硬くなり、歯ごたえのある砂糖菓子のような食感になる性質を持っています。
最初期のアイシングでもあります。
またアイシングクッキーのアイシングもこちらのロイヤルアイシングになります。
一方ウォーターアイシングとボイルアイシングは固くなく、ふんわりとした食感が残るアイシングです。
ウォーターアイシングは粉砂糖と水(あるいは牛乳)を混ぜただけの砂糖衣であり、これを煮詰めたものがボイルアイシングです。
いずれもヴィクトリアサンドイッチや柔らかいケーキ、マフィンの装飾に用いられています。
また、アメリカでは『セブンミニッツ・フロスティング』と呼ばれるアイシングもあります。ロイヤルアイシングと同じ材料ですが、工程が異なるため甘みの強いメレンゲ状になるのです。
フランスではアイシングの代わりに溶かしたチョコレートガナッシュの他、水に薄めたフォンダンを使う『フォンダンアイシング』があります。


